株式会社ワイズクリエイト
施工品質

外壁塗装後にコーキングがひび割れる原因とは?対処方法や施工不良との違いも解説

外壁塗装後、コーキング部分に細かなひび割れが出ることがあります。なぜこの現象が起こるのか、コーキングの伸縮と塗膜の関係、施工不良との違い、さらに後打ちや色合わせなどの対策について分かりやすく解説します。

外壁塗装後のコーキング上の塗膜割れ

外壁塗装後のコーキングのひび割れは、必ずしも施工不良とは限りません

外壁塗装がきれいに完成したあと、しばらくするとサイディングの目地部分に細かなひび割れが見えることがあります。

「塗装したばかりなのに施工不良では?」と心配される方もいます。

しかし、コーキング部分に発生するひび割れは、必ずしも施工不良とは限りません。なぜこのような現象が起こるのかを理解するためには、まずコーキングの役割を知ることが重要です。

コーキングは建物の動きを吸収する材料です

サイディング外壁の目地に施工されているコーキングは、単純に隙間を埋めているだけではありません。

気温の変化によるサイディングの伸縮や、風・振動などによる建物のわずかな動きを吸収する役割があります。

そのため、サイディングのような硬い材料とは違い、コーキングは柔らかく伸び縮みする材料です。

なぜコーキングの上の塗膜が割れるのか

外壁塗装では、コーキングを施工したあと、その上から外壁塗料を塗装する場合があります。

この場合、「柔らかく伸縮するコーキング」の上に、「乾燥して塗膜になった塗料」が乗っている状態になります。

建物の動きや気温変化によってコーキングが伸縮すると、その上の塗膜も一緒に引っ張られます。

塗膜がコーキングの動きに追従できなくなった場合、コーキング表面の塗膜だけに細かなひび割れが発生することがあります。

コーキングそのものが切れているとは限りません

ここは非常に重要です。見た目では同じひび割れに見えても、状態によって意味が大きく異なります。

コーキングそのものが破断している場合は、防水性能にも影響する可能性があります。一方で、コーキング自体には問題がなく、表面に塗装された塗膜だけが割れているケースもあります。

そのため、見た目だけで施工不良と判断するのではなく、どの部分が割れているのかを確認することが重要です。

  • コーキング上の塗膜だけが割れている
  • コーキングそのものが破断している
  • コーキングとサイディングの接着部分が剥離している

塗料を厚く塗れば防げるわけではありません

「それなら塗料を厚く塗ればいいのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、塗膜を必要以上に厚くすれば解決するというものではありません。塗料にはメーカーが定めた塗布量や乾燥時間があります。

適正な塗布量、塗装回数、乾燥時間を守って施工することが基本です。

また、コーキング材と塗料の種類や組み合わせによっては、ベタつきや汚れなど別の不具合につながる場合もあります。

コーキング上の塗膜割れには対処方法があります

コーキングは柔らかく動く材料であるため、その上から塗装すると、将来的に表面の塗膜が割れる可能性があります。

この現象を完全にゼロにできるとは限りませんが、施工方法を工夫することで対策することができます。

対策① 塗装後にコーキングを施工する「後打ち」

一つの方法が、外壁塗装が完了したあとにコーキングを施工する「後打ち施工」です。

後打ちの場合、コーキングの上に外壁用の塗膜を形成しません。そのため、コーキングが伸縮しても、その上にある外壁用塗膜が引っ張られて割れるという現象を避けやすくなります。

ただし、すべての住宅・すべての施工箇所で後打ちが適しているわけではありません。外壁材、使用するコーキング材、施工箇所、目地の状態などを確認して施工方法を決める必要があります。

対策② 外壁の色に近いコーキングを選ぶ

もう一つの方法が、外壁の仕上がり色に近い色のコーキング材を使用することです。

コーキングの上から塗装した場合、将来的に表面の塗膜に細かなひび割れが発生すると、その下にあるコーキングの色が見えることがあります。例えば、外壁が白なのに、その下のコーキングが濃いグレーだった場合、小さな塗膜割れでも色の差によって目立ちやすくなります。

そこで、最初から外壁の仕上がり色に近いコーキング材を選んでおけば、将来的に表面の塗膜に細かな割れが発生した場合でも、色の差が小さくなり、ひび割れが目立ちにくくなります。

これはひび割れそのものを完全に防ぐ方法ではありません。しかし、コーキングが伸縮する材料であることを前提に、将来的な見た目まで考えた対策の一つです。

「先打ち」と「後打ち」は住宅によって使い分ける

コーキング工事には主に、塗装前にコーキングを施工し、その上から塗装する「先打ち」と、外壁塗装後にコーキングを施工する「後打ち」という方法があります。

どちらか一方が必ず正しいというものではありません。外壁材、塗料、コーキング材、目地の状態、施工箇所などによって適した施工方法は異なります。

そのため、「全部後打ちにすればいい」「全部先打ちにすればいい」という考え方ではなく、その住宅や施工箇所に合わせて施工方法を決めることが大切です。

株式会社ワイズクリエイトの考え方

株式会社ワイズクリエイトでは、工事が終わった直後だけきれいに見えればいいとは考えていません。

コーキングの上に塗膜割れが起こる可能性まで考えたうえで、住宅や施工箇所によって、先打ち、後打ち、外壁色に近いコーキング材の使用などを使い分けます。

大切なのは、「数年後にどのような状態になる可能性があるのか」まで考えて施工することだと考えています。

外壁だけではなく、目地やサッシ周りなどの細かな部分まで確認し、それぞれの住宅に適した施工方法をご提案します。

よくある質問

Q. 外壁塗装後にコーキングがひび割れるのはなぜですか?
A. コーキングや外壁の動きに塗膜が追従できず、表面の塗膜だけが割れる場合があります。コーキング自体の劣化、材料の相性、施工方法なども原因になり得るため、割れ方と内部の状態を確認する必要があります。
Q. コーキングのひび割れはすぐ補修が必要ですか?
A. 表面塗膜だけの割れか、コーキング自体まで切れているかで判断が異なります。隙間や剥離がある場合は雨水が入りやすくなるため、状態を確認したうえで適切な補修方法を選びます。
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